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November 30, 2004

ハウルの動く城

内容にはあまり触れないように書きましたが
ネタばれになる部分もあるかもしれませんので
観る前にお知りになりたくない方はご注意下さいね~。


一回目 公開数日後のレディースデイに行く。

久し振りに見る幅広い観客の層。
映画の主人公のように杖をおつきになった、かなりお年の女性の方々や
親子・・・といってもお子さんは成年の女性や
そして本当に小さなお子さんをお連れの親子。
少年?青年?・・・学校は?仕事は?
とにかく幅広い。


さてさて、いよいよ始まった。
期待せず期待して、お目当ては正直なところ
木村君の声優ぶりだったので
登場シーンまでドキドキしていた気がする。
声優ハウル・雰囲気等々~合ってました!よかった!!木村くん^^
知らなければ声が木村君とは気が付かないかもしれない。
ほっとする。

その後は、映画の静かな流れの場面や風景の美しさや優しい音楽に
「世界の中心で、愛をさけぶ」の空気感を重ねたり
色の美しさ・・・元気が出る色ってあるなぁ~
と、黄色とピンクの国旗が象徴するような
色彩の豊かさに見とれていた。

そのうち、シーンの展開の速さと魔法の世界にこれはおとぎ話
そして、絵本だと
難しいことを考えることをやめ
ただただストーリーに流されてみることにした。

たくさんのことを詰め込んだので
説明するにはあと1時間位は必要だったのかもしれない。
もうちょっと欲しいなぁ・・・と思うことが度々だったけれど
それでも、だからこそなのかな何回か見てこの世界に遊ぼうか~
という気持ちにもなった。


面白かったのは、ソフィーが老人として度々つぶやくシーンでは
会場のたくさん年を重ねた女性たちが受けてそっと笑い声をあげた。
年を重ねないとわからないこともあると思う。

マルクルの「またれよ!」には子供が笑った。

なんといってもカルシファーは魅力的なキャラクターで
あ~ミニチュアがあったらいいなぁ~と思ったらすでにたくさんの製品になって
売店にあった。買わなかったけれど。。。


山々の風景、そこに咲く花たちの風景。そよぐ風。
私はアイガー、クリンデルワルド、登山電車。そしてレマン湖を思い出し
とても懐かしい気持ちになったのだが
パンフレットに星の湖の音はレマン湖の音とあったので驚いた。
ほんとに音がきれいだったなぁ。。。


さて、物語のめでたしめでたし
おとぎ話のようにめでたしめでたしと終わることは現実世界では難しいかもしれない。
だからこそ、めでたしめでたしのおとぎ話を見たくなったりもする。
難しいことがシンプルにめでたしめでたしと終われたらいいのにね・・・。


2回目 ある日の夜に主人と見た。
・・・夜はカップル、家族連れが多かった。
主人はチンプンカンプンだった。
なんなんだぁ~というから、私は私の感動を説明し
そして・・・

「ねぇ・・・ひとつは家族ってことだと思うんだけど・・・
いろんな思いを超えてね・・・。」

それで納得していた。。。

きっと見る人によって
感動の場所やつぼが あるかもしれないし
ないかもしれない。。。

・・・やわらかい映画だと思った。

November 18, 2004

笑いの大学

LOVERS 2046
笑いの大学

最近映画は空き時間に飛び込んで観るので、予備知識なしに観ることが多い。
『笑いの大学』というタイトルだけれど
笑いをそれほど期待せず、ただ楽しもうと思って観にいったのですが
嬉しい誤算でした。面白かったです!


最初は役所広司さんが三谷幸喜さんに見えてきて
その所作がとてもおかしかった。

2人芝居・・・舞台だと思った。
登場人物も少ないし場面展開も少ない・・・なのにあきさせない。

映像がいい。
取調室の広い空間、そして映し出される役所さん、稲垣くんの姿が
今年3月に見た舟越桂の楠木の彫刻や等身大のデッサンに見えたりして
なんだか得した気分だった。・・・何が得かというと
いいもの見たなぁ・・・という気持ちだろうか。

光と影の様子もとても絵画的だったので映像を見ていてもあきない。

どんな内容か知らなかったので
二人劇にどんどん引き込まれながら緊張もしてみていたが、
役所さん扮する検閲官 向坂の「どこの出身?」の質問に
稲垣くん扮する脚本家 椿が「盛岡です」と答えた瞬間に
驚きと嬉しさとで一気に緊張もほぐれ
続く検閲官の盛岡、わんこそばが・・・云々の話に初めて声を出して笑ってしまった。
(何でここで盛岡が出てくるの?あぁ~でも嬉しいっ!!と心の声が・・・)

笑いというのは不思議なもの、いったん笑い出すと
何を見ても笑えてくる。

そして、今日(11/17)の映画の観客はいつもの映画の観客と違うように感じた。
はっきり声を出して笑うのだ。
うーーん、寅さんの時のよう。
あるいは本当の舞台を見ているよう。
笑うところをはずさず、みんなで笑う。
笑うべきところでちゃんと受けて笑う。
笑う為に観にきていて映画をこころから楽しんでいるようだ。
私ももう無礼講、遠慮しなくていんだと どんどん声を出して笑う。
笑い声にまた笑ってしまう。

が・・・笑わせるだけでおわらないのが
三谷さんの見事なところだ。
最後は泣いてしまいました。

おぉーと ほろっとしている気持ちの中
ポスターに描かれて次々進むエンドロールがお洒落だった。
笑いの大学の書体もとっても好きでした。

最後の最後  幕  という文字に
映画館のカーテンが閉まっていく終わり方にも感心した。
映画をみたのではなく まるで舞台を見終わったように思えた。
それもいい舞台を・・・。


拍手っ!!

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